足谷川コースから平家平~冠山 周遊 あわやビバーク寸前

26.12.07 足谷川コースから平家平~冠山 周遊     (反時計回り)  冠山からの下山ルートは マイナーな コースのため 注意が必要です


思わぬ 大量の 積雪のため 登山道が 雪で 隠れて 見えない ハッキリしない 分からない 
下山途中から 急斜面での 登山道を 見失い 
ルートを外れ ヤブ漕ぎ三昧 日も暮れて 真っ暗に・・・・・
あわや ビバーク寸前 ?

でも 何とか 頑張って 19時前に 無事 下山
GPSを 持ってなければ 完全に 大雪の中で ビバークでした

青色が 正規のルート

以前 歩いた 無積雪時の 足谷川からの冠山 は
あまり 人は入っていないマイナーな コースなので 
登山道が 荒れて ハッキリしない所があり 注意が必要です


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足谷林道が 舗装工事の為 通行止だったので 
平家平への高藪登山口 経由で 足谷川登山口へ 向かいます

林道は 積雪があり ゆっくり 走行しました
路面は 黒くなっている ブラックアイスバーン状態の所の方が ツルツル滑り とても危険で 注意が必要です
横滑りしながら 登って行きます
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足谷川 登山口に到着
あまり 人が入らない マイナーなコースなので 
絶対 誰も居ないと 思っていたのに

何と 愛媛ナンバーの車が 2台 あります
どうやら 通行止の看板の 足谷川林道から 入って来たようです

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準備して 9時45分 登山開始
冠山 登山口の 小さな標識があります

先行者のトレースがあります
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少し 進んで 小さな 沢を渡渉して行きます
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また 次の 沢を 渡渉
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どんどん先に
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進んで
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倒木も くぐって 行きます
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大きな つららを 横目で見ながら
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進み
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登山口から 約30分ほどの
分岐を 右上側の 平家平方面に 登って行きます    (現在 標識などは ありません)
真っ直ぐに 進めば 冠山へ行けます


先行者と 同じ ルートになりました

この廃れたコースを歩く 物好きな人が居るのですね
まあ 他人の事は とやかく 言えませんが・・・・・
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真っ直ぐに 進めば 冠山ですが 
積雪と 倒木があったりして まったく 登山道があるようには 見えません

冠山からの 下山は ここへ 出て来ます
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岩の横を 通り
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どんどん進み
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今度は 沢を 渡渉
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トラバース
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大きな岩が ゴロゴロしている場所を通り抜け
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また また トラバース
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幾つもの 小さな沢を越えて行きます
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しばらく 進むと とても 大きな つらら 発見
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おお・・・・ 
なかなか いいじゃないですか
どうやら 水量が 少ない滝のようです
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ゆっくり歩いて 登山口から 1時間10分ほどで 来れます
真冬になると 岩場が見えなくなるくらい 完全凍結するそうです

完全凍結と言えば 24.01.09 完全凍結の 高瀑の滝(たかたるのたき)も 凄いですよ
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さらに 
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どんどん
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先に 進み
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少し いやらしい場所は 
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高巻きして
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進みます
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木の枝が 雪の重みで 垂れ下がり 歩きにくい
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おや・・・・・
先行者の足跡が ヤブの中に消えています

どうやら 道を 見失ったようです
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同じように
無理やり ヤブ漕ぎ
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すぐに 登山道に 復帰
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高藪から平家平へ登ってくる 尾根が見えて来ました
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しばらく 進むと 高藪から 平家平へ登ってくる登山道と合流

足谷川登山口から ゆっくり歩いて 約2時間でした
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反対側から 見ると こんな感じ
正面奥側から 抜け出て来ました

頂上までは ゆっくり歩いて 約1時間
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平家平が 見えて来ました
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頑張って
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登って
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行きます
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樹林帯を 抜け出て
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後ろを振り返ると こんな感じ

あの尾根伝いに下れば 高藪登山口です
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青空が出て いい感じ
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さらに 先に 進みます
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先行者のトレースが 続いているのが 見えています
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トレースを 外すと こんな感じ
ズボッと 埋まります
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さらに 頑張って 登っている最中に
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I さんにも 今年初めての 新雪ラッセルを 体験してもらっています
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そう言えば 高藪から今年の 4月6日にも 平家平に登ったのですが
その時には もっと 積雪が 凄かったです

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13時に 平家平 到着
足谷川登山口から ゆっくり歩いて 3時間でした

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愛媛からの 先行者 4名
新雪ラッセル 有難う御座いました

後で 分かったのですが

それと 大雪の瓶ヶ森 東の川ルートの時に トレースを つけてくれた O さんも居ました
あの時は とても 助かりました
感謝・感謝
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平家平から 冠山が チョコっと 見えていて
これから あそこへ 向かいます
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私達が 冠山まで 縦走してから 車を置いてある 足谷川登山口へ直接 下山すると言うと
愛媛の4人組も あとから 追いかけてくることになりました

この後 大変な目に会うことに なるとは知らずに・・・・・

私が 誘ったせいで ご迷惑おかけしてしまい 
大変 申し訳ございませんでした
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この稜線上の景色 
なんとも言えません
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少し 大きな段差を下り
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また 進みます
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平家平を 振り返れば こんな感じ
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さらに 進みます
右側の ピークは ちち山と 笹ヶ峰  
こちらも クリックして 是非見てください
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ピークを 越え
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岩場を越え
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また 次のピークを 目指します
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振り返れば こんな感じ
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新雪ラッセルで 意外と 時間がかかっています

あれが 冠山のピーク
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もう 少しです
頑張って 進んで行きます
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もう雪庇が 出来ています
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14時35分
冠山 到着  1732m

平家平から 新雪ラッセルで 
1時間30分も かかってしまいました
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私の お気に入り
冠山の 絶壁の 展望台

冠山から ちち山~笹ヶ峰~寒風山への稜線が 見えています
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冠山の頂上から 少し 西側
(展望台寄り)
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南側へ 急斜面を 下って行きます

ここからは 私しか 知らないルートになります
3年以上前に 一度だけ 歩いています

足谷川登山口から 冠山 こちらも 見てください
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少し下って 笹原へ出ます
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もっと 下り
振り返ると こんな感じ
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立派な ブナの大木
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細尾根 稜線上も 大雪で 何処を通っていいか 分からない状態
でも まだ ハッキリした 尾根をたどればいいから まだ ましです
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またまた 大きな ブナの木
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積雪で 笹が倒れ 覆いかぶさり まったく 登山道が分かりません
適当に かき分けて ブルドーザーのように 強引に 進みます

大雪になると こんなにも 風景が変わってしまうんですね
改めて 再認識しました
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どんどん進み
ふと GPSで 確認すると 尾根から 左側へ下りるポイントを 通り過ぎてしまっています
慌てて 急斜面を 30mほど 笹を掴んで ヒイコラと 登り返します

急斜面を 登り返す時 いつもは 元気な I さんの 両足が つり しばし 動けなくなります
どうやら 新雪ラッセルの疲れと ほとんど 飲み食いしていなくて シャリバテになっているようです
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I さんが 登り返すまで
待っている所に 愛媛の4人組が 追いついて来ました

この時点で もう 午後4時

あと 1時間もすれば 暗くなります
日没を 覚悟します
 

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I さんの 両足がつって 動けない状態に 気を取られ
次の下り口を 失念していて まったく 確認していませんでした
これが 今回の 一番の原因でした 

私は 登り返して I さんを 待つために ただ そこに居ただけだったのですが 
偶然にも 丁度 そこに赤テープがあり 何となく そこから下る 登山道があるように 見えていて
愛媛の人達は そこが 下り口と 勘違いしたと 思います

I さんが 中々 上がってこないので  
そこを 愛媛の4人組が 先に 下りて行ってしまいました
間違った ポイントからだったのに 私も 気付かずに なんとも思わず ただ 見てただけでした

これが この後 とんでもない状態に 追い込まれるとは 誰も思っていなかったでしょう ?

私が 間違いのない 下りの入り口を 探して 見つけていれば 問題は起きなかったのでしょうが・・・・
あの時は 何故か ここが下り口だと 完全に 思い込んで 確認せずに 何も言わず 行動してしまっていたのです

急斜面の 下りのルートは 大きなハッキリした尾根では 無いし 
大雪で 笹が覆いかぶさり 登山道は 隠れて 見分けがつかない
ほんの少し ズレると もう まったく 分からない状態でした


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間違ったポイントから 愛媛の人達が 先に 下りて行ったのを 気付かずに
そのまま 私達が 急いで 後を 追いかけて行き 途中で 間違いに 気が付きました

その時には 追いつこうと 急いで 結構 急斜面を 滑り落ちて 下っていたので
そこを登り返すのは とんでもない状態の 急斜面でした 

I さんは 下りは 何とか 歩けても 急斜面の上りになると 両足がつり 登れない状態でした
そこで 登り返さずに 右側に修正しようとしましたが
これが 中々 戻れない・・・・

道の無い 足場が悪い ズルズル滑る 急斜面を 横に移動しようとしても 
灌木などの 障害物が 多く 中々 出来ません
斜め下に ずり落ちて 少しずつ 移動して行きます

例えば 僅か 30mほど横へ 移動しようと思っていても 
急斜面と色々な障害物で そこまで行くに行けない もどかしさ

何と言う いやらしい急斜面に 入り込んでしまったのでしょうか
これは 大変な事になってしまった

やはり あの時 一緒に 確認して 行動すれば よかったと 後悔しました
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愛媛の4人組が 気になり
大きな声で お~い・お~いと 呼んでみたり 
ホイッスルを吹いてはみたが まったく 返事が帰ってこない

そのまま 変な方向へ 迷い込んだら 帰れなくなります
私が 誘って 遭難事故になったのでは 大変申し訳ありません

責任を感じながら とんでもない 急斜面を 滑り落ちて行きます
完全に 登山道を 外れています

急斜面を 結構 下っているので ここから 引き返すのは とんでもない状態です
さすがに 道の無い 足場が崩れ 滑りまくる 凄い急斜面を 這い上がる気にはなれませんでした

遭難者は こういう状況に陥って どんどん 下へ 下へと 下ってしまうのですね
そして 運が悪ければ 崖に突き当たり 行き詰まり 動きが取れなくなってしまうのでしょう

実際に 体験してみて よく 分かりました

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笹だけなら いいのですが
灌木が 覆い茂っている所は 前にも 進めなくなり 大変です

出来るだけ 右側の 正規のルートに 戻ろうとしますが
斜面が めちゃくちゃの急斜面で 足元が崩れ 滑り落ちるばかりで 横移動が出来ません
これは マズイ・・・・

下手に どんどん下り過ぎ 崖みたいな場所で 行き詰まると 困ります
愛媛の4人組は どうなっているのでしょうか ?
早めに 気がついて 正規のルート方面へ 戻ってこれているのでだろうか などと 色々 考えながら下ります

ある時は 滑り落ちて 木にしがみつき 止まろうとした時に 
ストックが 木に 引っかかり 左腕 一本 ストックのヒモだけで ぶら下がり 
手が折れるんじゃないかと 思う時もありました

先頭を 歩いていると 木の上に積もった 雪が 落ちてきたり 
雪をかぶっている 笹の下を くぐったりで
もう 頭から 雪まみれで 真っ白になりながら進みます

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頑張って 移動していると 何と 足跡を 発見
愛媛の4人組が GPSで 確認しながら 修正移動して来ていました
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良かった・・・・・
何とか 合流して これで 一安心です

みんなで居れば 怖くない ?


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さらに 横移動しようとしますが・・・・・
灌木に 遮られて やはり 進めない

こんなにも 大雪で ヤブ漕ぎ 急斜面での 横移動が 大変だとは 思いもしませんでした
実際に 体験してみないと 分からない事ですね
なかなか いい経験が出来ました

みなさんも 一度は こんな経験・・・・・
やはり したくはないですよね


行き詰まり 仕方なく 少し 急斜面を 登り返します
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正規のルートに 戻ろうとしますが・・・・
今度は それを いつの間にか 通り過ぎてしまっています

なんてこった・・・・・
薄暗くなり 大雪で 登山道が どこか 分からない
これは 洒落にならない

ハッキリした 尾根ではないし 大雪で 道は まったく 分からない
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とうとう ヘッドライトで 暗闇を 先頭で 進みますが

光が あまり 遠くまで届かず 見えにくかったのですが
I さんが 新品の ヘッドライトと 交換してくれて
随分 見えやすくなる
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次の写真は 真っ暗になってからの 下山途中の景色です
ここは 登山道なのですが 積雪で ほとんど区別がつきません

夜歩くのは 明るい時に 歩くのとは まったく 違います
まして 積雪があると もう とんでもなく 大変なのです 

そして これもまた すぐに その先で 登山道を 見失ってしまう
その繰り返しでした

この辺りの 正規のルートは たぶん斜面を斜めに下る 分かりにくい所で 
どっちの方向に 下っていいのかが 現場では よく 分からなくなってしまいました
風景も 全く 記憶に無い 景色です

大雪で 雰囲気が 変わってしまっているからかな~・・・
そう言えば 雪の無い時でも 道は ハッキリしていなくて 適当に歩いていった記憶だけがあります

とにかく 大雪での 夜間の歩きは こんなにも 大変だと再認識させられました
よく知っている道ならともかく 雪が積もり 記憶に無い 道を探して 行くのですから
早く 分かりやすい 地形で 覚えている場所に出るといいのですが・・・・・
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何度も GPSで 確認しながら 登山道を 探しながら 下山していきます

道無き道を 下山中 何度か 愛媛の人が ザイルを出そうか ? と言う場面もありましたが
そのまま 何とか 下って行く

後から 考えると こんな大雪の時には 正規の登山道のトレースを 正確に 追い求めるのではなくて
どうせ GPSの誤差が 10m前後は あるのだから 適当に ガガーと下って
その後 修正しながら どんどん 下りた方が 早く 下山出来たと思います
いい勉強になりました
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おおっ・・・・
この大岩は 見覚えがあります

ここからの登山道は ハッキリ 覚えています
ヤレヤレです
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その後 少し 左側に 進み 沢に出て 細尾根を 下り
さらに 小さな 沢を 何度か 渡り

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笹の中を くねくねと 通り抜け 
何とか 分岐まで 戻り 一安心

もし 大岩からの 帰りのルートを 覚えていなければ 
沢を 何度も 渡渉して 回りこんで帰りますので
沢で 行き詰まり 大変だったと思います 

反対に ルートを知っていたら どんなに 雪が積もっていても 楽勝です
実際に 体験して 改めて 思い知りました

ここからは 下りなので 約20分ほどで 駐車場に 戻れます
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午後 6時47分 無事 下山
思わず ほっとして 笑いがこみ上げてきます

GPSが あったので 時間は掛かっても 何とか 戻れると思っていたので
そんなには 心配していませんでしたが

もし 持って無ければ ビバークだったと思います
初めての経験でした

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大変な目に あわしてしまい 申し訳ございませんでした
本当に お疲れ様でした


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帰りは 全員 舗装工事中の 足谷川林道を 通って帰りました

ガタガタの 荒れた道が 大変 よくなって
快適でした
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全体図

黒色は 足谷川林道

右の青色は 高藪からの 直登ルート

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今回 GPSが無ければ 戻ってこれず 絶対に 大雪の中 ビバークでした 
愛媛の4人組も GPSを持っていて 何とか 途中で 合流出来て 良かったです

もし 道迷いなどで トラブった時には やはり GPSが とても 頼りになります
ガスで周りが見えない 吹雪いて見えない 樹林帯の中で 周りがまったく見えない時など重宝します

保険と同じで 普段は 何もなければ 必要ありませんが
今回のように 予期せぬ出来事が起きたり 何かが あった時には 非常に助かります

I さんも 今回の体験で GPSは 絶対に必要だと感じ 
さっそく 英語バージョンの オレゴン600 本体価格 51840円で
日本語の表示になる 日本高精密地形図 for GarminGPS 全国版 microSD 24840円 が 入っているのを買うそうです   

英語バージョンの オレゴン600本体と 等高線が入っている全国地図(microSDカード)と 両方セットで    合計 76640円です
日本語バージョンの オレゴン 650TCJ だと  102600円で   25960円ほど 高くなります

英語バージョンの GPSが 日本語の表示になる microSDカードは 選べます
西日本版 12960円
日本版 12960円
全国版  24840円
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私も 平成18年に 買っていた 高かくて  感度の悪かった 日本語バージョンの ガーミン60cs (本体とトポ地図で 約13万円)から 
2台目になる 安い 英語バージョン オレゴン300 (36000円)を 平成22年1月に 買い替えていて 

最近になって やっと 日本語の表示になる 日本高精密地形図の全国版 microSDカード(24840円)を 入れて使用しています

もし 今後 GPSが壊れても   また 安い 英語バージョンを買って 日本語の表示になる このmicroSDカード(地図)を入れれば OKです


足谷川コースから平家平~冠山 周遊 あわやビバーク寸前_b0124306_16224169.jpg

日本高精密地形図の全国版 microSDカード(24840円)をいれた 英語バージョンの オレゴン300の地図の方が 
日本語バージョンの650TCJには 表示されていない マイナーな登山道が 所々 詳しく 入っていて 私は 気にいっています


例えば 今回の 足谷川登山口から 平家平へのルートとか

他にも 色々 あるようです


持っている ヘッドライト 遠くまで光が 届かなくて 苦労しましたので
光が 遠くまで届く 小型ライトを 早速 買いました
単三電池 1本で 小さのですが とても明るいのです
足谷川コースから平家平~冠山 周遊 あわやビバーク寸前_b0124306_17113956.jpg

ズームもきいて ワイドと スポットライトになります
足谷川コースから平家平~冠山 周遊 あわやビバーク寸前_b0124306_17115844.jpg
本体 1317円と 送料540円   合計 1857円
これは 明るくて とても便利です
普段から 使えます

おすすめします

ホームセンター ゴリラ



さらに 究極的に 明るい ライトも 買ってしまいました
充電式  リチュウムイオン 18650 電池 2本 使用  
1600ルーメン  照射距離 800m以上  7388円

リチュウムイオン 18650 電池は 
単三電池と 較べても 随分 大きさ・容量が違います

足谷川コースから平家平~冠山 周遊 あわやビバーク寸前_b0124306_21020130.jpg








by ohara98jp | 2014-12-07 14:14 | 愛媛県 石鎚山系 登山 | Comments(4)
Commented by oです at 2014-12-08 22:30 x
おじょもさん、昨日はお疲れさまでした。先導頂いたお陰で無事下山出来ました。やっぱり夏道をしっかり歩いておくかログをとっておかないと雪山は危険ですね。今回はついて行く気持ちで参加したので油断してしまい反省です。またマイナーな場所でお会いできそうですね(^-^)/
Commented by ohara98jp at 2014-12-09 01:15
O さん 今晩は 昨日は 本当に お疲れ様でした
私も 油断していました まさかの大雪で あんなに雰囲気が変わってしまい 登山道がまったく分からず 今考えると 尾根から下りるポイントを どうやら ほんの少し 間違っていたようです もっと しっかりと 確認すればよかったです 一旦 急斜面を ドドドッと 滑り下りてしまえば 中々 すぐには引き返ません つい そのまま進んでしまったのもダメでしたね 反省しなければ・・・
また 何処かで お会いしそうですね 今後も 宜しくお願い致します 有難う御座いました
 
Commented by ami at 2014-12-10 22:51 x
おじょもさんお世話になりました。冬に一度は平家平に氷のカーテンを見に登るのですが帰りは同じコースで下っていました。冠コースは綺麗でしたがあんな藪こぎがまっているとは。
GPSと経験で案内してもらえて助かりました。ツエルトのお世話になるのを半分覚悟してました。リーダSは何度も藪こぎと夜間のさ迷いを経験してるので任せてました。有り難うございました。
Commented by ohara98jp at 2014-12-11 13:22
ami さん 先日は大変 ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした

時間が遅くなり 知っている 普通の登山道を 暗くなって下山する事はあっても
あのような 人が入っていない 荒れたルートで 大雪のため 登山道を見失い 
暗闇の中を 下山するのは 私も 初めての経験でした

雪山を なめていたらいけませんね
死なない程度に 色々な事を 体験していけば 今後に役立つと思います
これに 懲りずに また 山に行きましょう
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