鳳凰三山  (地蔵岳、観音岳、薬師岳)  快晴  1日目

23.01.01   

冬の 正月 雪の中 御座石鉱泉からの  鳳凰三山  (地蔵岳、観音岳、薬師岳)  の トラックログです

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今年も 年末の 天候が 大荒れで 非常に 悪いようですので 出発日を 遅らして 
12月31日の朝に 鳳凰三山  (地蔵岳、観音岳、薬師岳)に 行くために 登山口のある 御座石鉱泉(ございしこうせん)に 向かって 行く事にします
山梨県韮崎市円野町上円井1833       中央自動車道 高速 韮崎(にらさき)インターで 下ります

鳴門大橋を 渡った 兵庫県側の 海辺ですが いつもとは 違う 荒波が 打寄せています
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琵琶湖に 行く 手前から 大雪が 降り出し 大渋滞になり 大変な事に なっています
ちょっとした 坂道で スリップして 動けない車が 多いです

ラジオでは あちこちで 通行止めの 情報が 流れています
はたして 今日中に 御座石鉱泉に 到着出来るのでしょうか ?
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大津の パーキングです

入り口の ちょっとした 坂道で 立ち往生している車が 何台も いました
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ところが 大津を 過ぎると あれほど 酷かった 渋滞が 不思議と 無くなり 天気まで 良くなって来ました 

やれやれです・・・・・
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渋滞や 道 間違えなどで 約10時間かかりましたが 
無事 到着して 御座石鉱泉(ございしこうせん)の 無料の 駐車場で テントを 張ります

トイレも あります
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翌朝 天候は 非常に 良いようです

御座石鉱泉 標高約1,117メートルです        
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すぐ横の 登山口から 出発です

御座石鉱泉から 鳳凰小屋まで 標高差 約1300mも あります
それも とても 重い 荷物(約23kg) を 担いで 行かなければ いけません・・・・・・

(大雪と 凄い 急登の 連続で コース・タイムが 5時間30分のところ 7時間50分 かかりました)

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さっそく 急な斜面を 登って 行きます
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本当に 急斜面です
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重い 荷物で 大変です
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大きな 段差も よいこらしょと・・・・ 越えて行きます

T 君は 小柄ながら パワーが あります
歳も 私より 随分 若くて 山の会の 男前の ニューフェイスです    
生まれて 初めての アルプス冬山登山の 為に 100リットルの ザックで 来ています    凄い・・・・・

今回は 大柄な 私との デコボコ  コンビです (身長差 24cm)
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しばらく 登って 行くと 雲に 隠れた 八ヶ岳が 見えて来ました

平地には ほとんど 雪が 無いのに 山には しっかりと 新雪が 随分 積もっています
正月としては 大雪です
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7合目を 過ぎても 急斜面は まだまだ 続きます
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やっと 旭岳の 祠の所に やって 来ました

ここまでに 3時間30分 かかっています
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ここから 見える 景色です
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この先も もっと 凄い 急斜面が 続きます
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ひ~ ひ~ 言いながら 登って 行きます
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少し 緩やかに なったと 思ったのですが・・・・
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また すぐに 今まで 以上に 一段と 厳しい 急斜面に なります

もう 勘弁してくれ~・・・・
場所に よっては アイゼンを 付けていても 雪が 崩れて ズリ落ちてしまい 体力を 消耗してしまいます
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上から 大阪から 来た 小屋泊まりの 女性 2人が 降りてきました

私らの 大きな ザックを 見て ずご~い と 言いながら       よ~ やるわと 半分呆れていました 
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どうにか こうにか やっと 燕頭山 (2104.5m)に 到着しました
4時間半 かかりました

ここで 標高差 987.5m 登って 来ました
御座石鉱泉から 鳳凰小屋まで 標高差 約1300m ありますので まだ 312.5mも 登らなければ いけません
 
下りて来た人に 聞くと 地蔵岳、観音岳までは 行けたが その先の 薬師岳までは 行けなかったそうです
大雪なので トレースが 無ければ 難しいでしょうね

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ここからは 今までみたいな 急斜面は 無いようです
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地蔵岳や 甲斐駒ケ岳が 見えています
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地蔵岳の アップ      尖がっているのが オリベスクです
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甲斐駒ケ岳の アップ

う~ん 正三角形で いい感じですね
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ロープが 張っています
 
新雪で 足元が 崩れやすいですので 左側に 滑り 落ちないように 注意をして 行きます

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木の 階段は ズリ 落ちていて 使い物に なりません
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振り返れば 八ヶ岳も 見えています
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アップで
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アイゼンを 付けていなければ 滑りやすいです
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どんどん 進んで 行きます
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トラバースして 行きます
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木の 階段も あります
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右側が 崖の トラバースで 少し ヤバそうです
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ここで なんと 私の 体重と ザックが 重過ぎたのと 柔らかい 新雪でしたので 足元が 大きく 崩れて ここで  落ちそうに なりました
下半身が 崖側に 落ち 腹ばいになりましたが どうにか 落ちなくてすみました・・・・・ 
  
本当に ひやっと しました   もっと 慎重に 歩くべきでした     (こんなになった事は 初めてです)
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ここから 落ちても 死にはしませんが・・・・     雪と急斜面で まず 上がって 来れません
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通り過ぎて 振り返ると こんな 感じです

この 区間は 注意が 必要です
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そのまま 新雪の中を どんどん 進んでいきます

いったい どこまで 歩けば いいのでしょうか ?  
もう いい加減 疲れました
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もう そろそろ 鳳凰小屋が あっても よさそうなのですが・・・・・
まだ 見えません
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やった~   鳳凰小屋 (標高 2380m)に 到着です
 
標高差 約1300m  新雪の大雪で とても長い 急斜面で 7時間50分も かかりました

とても きつかったです・・・・・
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さっそく  鳳凰小屋で 一人 一日 800円 の テント宿泊代 二日分を 支払います

昨日の 宿泊者を 聞くと 5人ほど だったらしいです   
やはり 冬場は ここまで 来るのが 大変 きついので あまり 来ないようですね

それと この年末の 天気予報が 大荒れの 予想でしたので・・・・・
みんな 来るのを 控えたのかな ?
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土間に ストーブが 置いてあります
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奥の 食堂も 土間に なっています

凄い   本当に 昔ながらの 状態 そのままです
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さっそく 外で テントの 設営をします
ラッキーな事に 丁度 一箇所だけ 設営した跡があり それを 利用させてもらいます

柔らかい新雪を 踏み固めて テント場を 水平に 整地するのも 結構 時間と 労力が かかります

スコップも 1本は 持って 行っていたのですが 小屋の トイレ横にも スコップが 置いてあり お借りしました
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嬉しい事に 水場があり あの 大岩の 下から チョロ・チョロと 流れ出ていましたので 
雪を 溶かして 水を 作る作業が 無くなり 大変 助かりました

バーナーのガスの 節約にも なりました   
雪を 溶かして 水を 作っていたら ガスの使用量が 思っていた 以上に 多くて 今回 持ってきた ガス缶だけでは 足らなかったです

ガスが 切れると 冬山では 致命的です
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風で 飛ばされないように ちゃんと 設営しました
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テントの中は ガスバーナを 使用している間は とても 暖かいのです

しかし 消して しまうと・・・・・
明け方は マイナス10度 以下の 冷凍庫になります

テントの中でも そのまま 置いていると 何もかも 凍って しまうので・・・・   
凍ってしまって  困る物は シュラフの中に 入れて 寝ます

濡れた 手袋や 靴下なども 自分のふところに 入れて 一晩寝ると 乾きます
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鳳凰小屋は 標高2380mですので  四国で 一番 高い 石鎚山 (1982m)より 約400mも 高いです

二日目に 続く・・・・
by ohara98jp | 2011-01-01 14:02 | アルプス 登山 | Comments(2)
Commented by ヤマガツオ at 2011-01-05 17:47 x
おじょもさん
今年も宜しくお願いします
レポ 今の所天気も好く好かったみたいですが、23kgのザックとは。
写真見ていると仰向けにバッタリいきそう。
続きじっくり見せてもらいます。
Commented by ohara98jp at 2011-01-05 22:28
ヤマガツオさん  明けましておめでとう御座います
こちらこそ 宜しくお願いいたします

今年の 正月(2日)は 青空が出て あまり風も無く 
こんな いい天気は 10年に 一度 ?くらいだと 思います
年末から 非常に 荒れていたので うれしい誤算でした

でも 重い荷物を 担いでの 長い 急斜面の 新雪の登り (標高差 1300m)
約8時間近く かかり 非常に きつくて・・・・・  大変でした
それに やはり 朝方は とても 冷え込んで 何もかも 凍ってしまい 困りました

今後とも 宜しくお願いいたします
有り難う御座いました
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